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丸萬商店が立ち上がるまで・・・ |
大田区蒲田にあるミョンテ(干明太)と コチュカル(唐辛子粉)商売をしている場所に偶然通り、 これにヒントを得て、鉄くず集めのついでに少しずつ 仕入れたミョンテとコチュカルを狭い玄関先に置いた
ミカン箱の上に並べるようになった。 口コミで聞きつけた同胞たちが立ち寄るようになり、 そのうち買い物に来ていた精肉解体場の
日本人業者に勧められて置いた豚肉も飛ぶように
売れた。 また、済州道を行き来する人たちも甘鯛などの 魚類を置いていくようになった。 品数は日ごとに増え、同胞たちが求めるものを できるだけ揃えた。終日店頭は客でごった返す ようになり、「朝鮮食品店マルマン」が立ち上がった。 |
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